2週間前と同じ「〇〇女子」ってニュースが朝のテレビで流れてて、わしはまだ夢の中におるんかと思ったって話。

朝起きてのんびりコーヒー飲みながらテレビを付けたら、2週間くらい前に目にした話題がまたニュースで取り上げられてて、ブボホァッと噴き出しそうになったあたくしです。

みなさま、ごきげんよう

 

「夜7時ジャストにブログを公開したい!」

そんな野望を胸に秘めながらも、しがないサラリーマン。普通にリモートワークで追い込みかかって孤独に残業祭りを開催してました。まったく夢叶わず。

嗚呼、疲れた。こんなときはイケメンプリンスに膝枕してもらって、その甘い声を聴きながら寝落ちしてしまいたい…。もし"耳かき専門店"にイケメンプリンスがいたら間違いなく永久指名するわ。そんで「耳かきはいいんで、膝枕して絵本読んでください」ってお願いするの。イケメンプリンスにあたしの耳垢なんて見せらんないからね。むしろその神ボイスを漏らさず聴きとれるように家で鬼キレイに仕上げてから向かうわ。そして最後にお金払って、たんぽぽの綿毛みたいのがついた耳かきでプリンスの耳をポンポンッって優しく掃除してあげてから帰るの。はぁ~、是至福也。

 

おっと、うっかりうっかり。八兵衛はまたしても脱線しましたよ。

 

美術館女子

まだ炎上してたんだ…じゃなくて新展開があったのかしら?

てか、炎上商法狙い??

「え、こんなんがSNSで話題になるんだー」と驚いて6/12にTwitterでリプったことを覚えてます。

当然ですが、ここはあたしのブログなので個人的な意見をつるつるっと書きますね。誰かを否定したり何かを攻撃したり考えを押し付けたりするつもりは毛頭ありませんことをあらかじめご了承くださいませ。

 

まず美術館女子とはなんぞやといいますと、読売新聞オンラインが美術館連絡協議会とスタートさせた新企画のことで、AKB48のメンバーが各地の美術館を訪れ写真を通じてアートの力を発信していくのだそうだ。

www.yomiuri.co.jp

 

上のサイトの内容はざっくりと ↓ こんな感じかな。

 ・可愛いアイドルの女子が

 ・美術館に"映え"を求めて出向く

 ・女子は美術館でポーズをとりまくる

 ・それを男性カメラマンが「作品+アイドル」という1個のアート写真として撮る

 ・「アートってすごい」女子が"映え"ポイントとして美術館を推す

 

でね、やいのやいの言われてるポイントはどうやら以下の4点らしい。

①「〇〇女子」という表現がジェンダーの平等に欠ける

②"映え"を餌に美術館への来館を増やそうとしてて美術に興味無い層をナめてる

③「美術作品とアイドル」の写真をアートと呼び、美術作品本体を冒涜してる

④"映え"中毒者が美術作品の前で写真ばっか撮ってて鑑賞の邪魔になりそう

 

美術館が大好きです。

絵画鑑賞も、場としての静謐な空間もどちらも好物。

専門的な知識や造詣を持ち得ているわけではないのですが、テレビや新聞で話題になる大規模な企画展には必ず足を運んでましたし、旅行の楽しみの一つに美術館巡りをあげるほどです。そのせいか美術館をちょっと身近に感じる部分があるんですよね。

 

だからこのニュースを見た時に「おー、美術館もこの情勢下で仕掛けてきたな~」「これは話題になりそう。業界が盛り上がってはやくまた以前のように美術館に行けるようになるといいな~」としか思わなかったんです。

 

あくまでもこれは集客のための一つの手法であって「女性差別」「女子軽視」「美術作品への冒涜」とかそういうのに結び付ける感想は抱かなかったんですよね。

サイトに書かれている通り美術や美術館に興味のない人を取り込みたくてそーゆー人達に目線をあわせてみたらこんなのも考えられた、ってただそれだけなんじゃないの?

アートの楽しみ方なんて人それぞれで、この宣伝手法はその1つを分かりやすく提示しただけ。

現代の若き女子はこれだけの情報量に囲まれて育ってるんだもん。環境が違う。女子より上の世代の人達へと同じアピールをしても、同じようには響かないとは思うよ。

 

まぁ、これだけ話題になって逆にこの業界の方々は「しめしめ」ってなってるんだろうけどね。折角なので灯を絶やさないようにナビゲーターを増やして日本全国の美術館特集をするってのはどうだろうか。

ターゲットを1個に絞るから非難が生じるなら、増やせばいいんだ。

アートの楽しみ方を紹介したいなら目的のバリエーションを増やせばいいんだ。

 

美術館男子

 ・スポーツ大好きでソフトマッチョなイケメン男子が

 ・美術館に"良質な筋肉の休息"を求めて出向く

 ・男子は美術館のあらゆる場所で美術作品のヒーリング効果を体現しまくる

 ・それを男性カメラマンが「作品+男子」という1個のアート写真として撮る

 ・「アートってすごい」男子が"癒し"ポイントとして美術館を推す

美術館美魔女

 ・たっぷりとした色気をたたえた艶やかな年配のマダムが

 ・美術館に"主婦業を離れた出会い"を求めて出向く

 ・マダムは美術館にいる学芸員に積極的に話しかけて作品トークに花を咲かせる

 ・それを男性カメラマンが「作品+美魔女」という1個のアート写真として撮る

 ・「アートってすごい」美魔女が"生涯学習"ポイントとして美術館を推す

美術館イケオジ

 ・ロマンスグレーで上質な仕立てのスーツを着た見目麗しいおじ様が

 ・美術館に"健康"を求めて出向く

 ・おじ様は一日かけて美術館をくまなく歩きまわり体験型もすべて満喫する

 ・それを男性カメラマンが「作品+イケオジ」という1個のアート写真として撮る

 ・「アートってすごい」イケオジが"上質なウォーキング"ポイントとして美術館を推す

 

ふざけてるつもりはあんまなくて、やっぱりこのニュースに関して思うことは「はやくまた美術館に行きたいな」「また世界の名作が日本に来てくれるようになりますように」ってそれだけ。

健全な方向に盛り上がってほしいなり。