遠くにはゆけないので、近くでたゆたふことにしますた [日本橋編~おまけで東京駅]
あんこてぃ~どっか遊び行こーよー。道祖神巡りとか、ビール工場で試飲とか、雀荘とかさー。
日本史の成績1だったくせに、酒飲みすぎて終電逃してタクシー帰りして耳毛までむしりとられたって泣いてたくせに、麻雀やったことないくせに。
そんなこんなで6月のとある日曜に東京日本橋界隈をお散歩してきました。
幼少期から母や祖母に連れられて頻繁にお出掛けしてはいたのですが、歴史的な側面を何も知らなかったことに思い至りましてね。見たことはあるけど観察はしたことない感じ。新発見を求めることにしました。
湯葉よりも薄くスポンジのようにスカスカで使い古したパジャマのズボンのようにゆるゆるな旅行記ですがどうぞご容赦くださいませね。
そしてモテない女子二人(happorin&あんこてぃ)と一緒にお出かけした気分を味わってください。え?やだ?まぁそう言わずに(´∀`)ケラケラ
日本橋好きだよね。どこがいいの?
大人っぽくて洗練されてるとこ。粋ってやつ?侘び寂びワサビみたいなのは難しくてあんま得意じゃないから丸っきり古いのはちょっと苦手。あと高級デパートがあるからいつかエア彼氏にブランド物を買ってもらおうと思ってて。
すっかり間違ってるけど一応理由があったんだ。てか薄給のくせにブランドに興味持つな。夢は寝てから見るように。あと散歩の日に9センチのヒール履いてくるな馬鹿者。
もう足痛いよ…(´;ω;`)ウッ…おんぶして…
本日はこちら【夜半亭ー与謝蕪村居住地跡―、石町時の鐘鐘撞堂跡】からのご案内になります。江戸通りの一本お隣、時の鐘通りすぐの所に案内看板が2本並んでます。
わっ!何こいつ!突然出ててきたし!脳みそスケルトンだし!
うふ。頼りになる相棒「心を持ったAI君」よ?あたし好みの研究熱心なインテリシャイボーイなの。
人間以外にもトキメキを感じるようになってきたとか、恋愛体質の末期症状だな。
与謝蕪村は松尾芭蕉や小林一茶と並び称される江戸俳諧の巨匠のひとりで、俳人であると同時に画家でもありました。ここ夜半亭は与謝蕪村の師匠の庵があった場所で、内弟子として住み込み俳諧修行をしていました。師匠亡きあと夜半亭は解散し与謝蕪村は江戸を離れ京都を永住の地とするのでした。
急に語りだすからビビった!にしても、この案内無かったら跡地だなんて絶対わかんないよ。面影ゼロだもん。
いまはみなと銀行になってるのね。そういえばあたしも知ってることがあるんだけど与謝蕪村と与謝野晶子には何の繋がりもないらしいよ。
誰も繋がってるなんて思ってないし。「よさぶそん」だからね?「よさの」じゃないからね?
ねぇこの自画像見て。よく人間は年取ると外見上の性別が分かりにくくなるなんて話を聞くけど、通ずるものがあると思わない?俳句も中性的な感じだったりして。
与謝蕪村の作品につきましては「ネット見ろ」です。
そこの対応は淡白なんだ。
お次はJR新日本橋駅4番出口すぐの所にあるこちら【長崎屋跡】です。
やっぱ案内看板だけか。商業ビルになっちゃってるしここも言われなきゃわかんないポイントだね。
長崎屋は江戸幕府御用達の薬種問屋でした。外国人の定宿でここにはかの有名な杉田玄白や平賀源内などがオランダ人医師らと交流を深めるために足しげく通っていたそうです。
平賀源内っていったらキテレツ大百科だよね、コロ助だよね!COVID-...(自粛)
価格:9,800円 |
続きましては【十軒店跡、COREDO室町テラス】です。「じっけんだな」と読みます。五代将軍徳川綱吉が京都の雛人形師を10人招きそれぞれに10軒の長屋を与えたことが由来するといわれております。当時の雛市の場所でした。
ここもやっぱり江戸時代の片鱗は無いけど現代も商業施設があるということだけは共通してるな。コレドは4つもあるしそのあたりの展開も似てる。
キャー!コレド大好き~💘美味しいレストランが多いし、可愛い雑貨のお店とかも多いのよね~。和洋折衷、でも和寄りなお店が多くて楽しー!あたしここのハーブティーのお店には毎月来てるよ。お茶しよう、ケーキ食べようよ~
お次はすぐそこにある【福徳神社】です。
鬼AI!心があるんじゃなかったの?!イケメン以外の優しくない男はモテないわよ!
あまり褒められるとショートするのでやめてください。
こいつらマジウザい。
知らなかったら商業施設が作ったなんちゃって神社と勘違いされても仕方なくね?キレイすぎて作り物感が漂ってるし。こんな近代的なビルの谷間にあるしさー
こちらは歴史を秘めた古社です。貞観年間859-876から鎮座します。2014年に復興されたばかりなのでまだピカピカなのです。
もしこのへんにお勤めしてたら毎日通ってイケメンプリンス様とのご縁を…ムフフ
福徳神社は宝くじの当選祈願で有名です。江戸時代、宝くじ的な存在であった富くじの発行を許可された幕府公認の神社だったそうです。お守りコーナーには「宝袋」という宝くじなどをいれておく袋もあります。
イケメンプリンスと宝くじっ!!ふんふんふんーっこの世の春!
鼻息荒くてマジ無理。キモッ
さ、行きますよ。
どうせまた全然名残の無い所にいきなり看板が立ってたりするんでしょ?
こちらが【三浦按針屋敷跡史蹟】になります。ご想像通り石碑だけのご案内です。
ウィリアム・アダムス(William Adams, 1564年9月24日 - 1620年5月16日(元和6年4月24日))は、江戸時代初期に徳川家康に外交顧問として仕えたイングランド人航海士・水先案内人・貿易家。三浦 按針(みうら あんじん)の日本名でも知られる。
https://ja.wikipedia.org/wiki/ウィリアム・アダムス
ふぅ、もうみんな歩くの早いなぁ。電信柱に「按針通り」って書いてあったからまさかとは思ったけど正解だった~。
ビルの谷間にうまくはまってて見落としそうだ。ほほう、隣は宝石屋さんなのか。うん、ぜんぜん当時を推測できねぇ(笑)
次はhapporinさんが泣いて喜ぶ場所へご案内いたします。
キャー!何かしら、あたしちょっとやそっとのことで喜ぶ安い女じゃないわよ~?
激安店の半額セール好きのくせによくゆーわ。
【LE CHOCOLA ALAIN DUCASSE】です。
キャー!ここのサロン行ってみたかったの~!
コロナでサロンは休みだって。[6月時点]
嘘!呪う、心の底からコ●ナを呪う!ムキィィィ
AIの心の声(7月現在、HPを拝見する限りではサロンもオープンされているようです。さすが一流のチョコレートショップ。店員のホスピタリティも素晴らしく、店の入り口に立つとすぐに中からドアを開けてくださいました。そして商品の説明を丁寧にくださいます。店内は甘いチョコレートの香りに包まれており、フルーツやナッツをあしらったチョコレートがきれいにデコレーションされて整然となんでおりました。)
ちょっとAI、なにたそがれてるの?キモイのは外見だけにしてよね。
なんか買いたいんだけど今度にする。店員さんひとりなのにお客さん8人とか忙しそう。
そうですか。では次はhapporinさん行きつけの【日本橋三越】です。
落ち着く~。もうここに住みたい。素敵な家具や洋服に美味しい料理…はぁ。
推定26歳って言い張る割に渋谷とか新宿、池袋には興味が無いのか?
若者の街っておやじ狩りとかにあいそうじゃん?
本館と新館の2棟からなります。入り口のライオン像と店内の天女像が有名です。本館は国の重要文化財に指定されており三越劇場もあり観劇等を楽しむこともできます。屋上には三囲神社があります。
そうそう、それがいいたかったのよ‼お買い物の最後にジョアンでパン買って、サンフルーツでフレッシュジュース飲んで帰るのが定番なんだ~
happorinさんが調子に乗ってきたので次の目的地に向かいます。【日本橋】に行きましょう。
なんか食べようよ~休もうよ~~、ドS、AI!
日本橋川に架かる「日本橋」は徳川家康の命により作られました。五街道の起点として定められた日本の道の原点で、この橋を中心に街が栄えました。
橋の真上に高速道路があるのか。橋の両側両サイドに獅子が合計4体、そして中央には麒麟が4体ある。
獅子は「守護」を麒麟は「繁栄」を意味しているといわれます。ちなみに麒麟は中国から伝わった架空の生物なのですが本来は翼がありません。日本橋の麒麟に翼がある理由は道路の起点として日本全国に飛び立てるようにという意味合いがあるのだとか。
有名な某小説を思い出すけど内容忘れたなー、happorin覚えてる?…だよね、あんたが覚えてるわけないか。
お次の場所は少し歩きますよ~。まだ開始から1時間も経っていないのにお二人とも口数が減ってきましたね。
全部徒歩圏内なんだけどなんか疲れる。個々にディープな歴史があるからこんな数分で駆け足で巡るべきじゃないんだよ。happorinなんか「足痛い」しか言わなくなったし。
【夢二港屋ゆかりの地】です。大正ロマンの美人画で有名な竹久夢二は自作の版画や絵葉書など日本橋呉服町の港屋絵草紙店で販売していました。こちらの記念碑には夢二の絵と「宵待草」の一節が刻まれております。
”待てど暮らせど来ぬ人を 宵待草のやるせなさ 今宵は月も出ぬさうな”。あー、夢二ロマンチックでほんと素敵!美人画といい感傷的なポエムといい、全部が全部あたしのためにある気がしてならないわ。
どうでもいいけどまた記念碑だけで店はないのか。このパターンが多すぎるぞ
あんこてぃさんが愚痴っぽくなってきたので2分で済ませ次の場所へ向かいましょう。【名水白木屋の井戸と漱石名作の舞台】へ。
もう歩くのムリぽよ。あたし、ここで座ってるから勝手に行ってきて。森林浴気持ちいい~
はい、ではお二人はアネックス広場で休んでいてください。私は解説をしてきます。
コレド日本橋アネックス広場にある石碑のご紹介です。ここには夏目漱石の小説「三四郎」「こころ」に登場する木原亭があったとされてます。
(東京都指定旧跡)
江戸時代のはじめ、下町一帯の井戸は塩分を含み飲料に適する良水が得られず付近の住民は苦しんでいました。
正徳元年(1711年)、白木屋2代目当主の大村彦太郎安全は私財を投じて井戸掘りに着手しました。翌二年、たまたま井戸の中から1体の観音像が出たのを機に、こんこんと清水がわ湧き出したと伝えられています。以来、付近の住民ならず諸大名の用水ともなって広く「白木名水」とうたわれてきました。
白木名水は湧出してから数100年の時を経て消失しましたが、江戸城下の歴史を理解する上で重要な遺跡です。この「名水白木屋の井戸」の石碑は江戸時代の呉服商を継いだ白木屋デパート、東急百貨店と続く長い歴史の後に、日本橋1丁目交差点角にあったものを平成16年(2004年)ここに移設再現したものです。
ここから歩いて数分の【たいめいけん】【ますたにラーメン】がおすすめです。
happorinさんがよく"ひとり飯"をしているスポットです。近頃はどこへでもひとりで行ける程心臓に毛がボーボーに生えてしまって…
何ぶつぶつ喋ってるの?次の場所いこっかー?
( ゚д゚)ハッ!なんでもありません。お次は【榛原】に行きましょう。はいばらと読みます。
すっご!変わった建物。ここ何の場所?敷居が高そう…
文化3年1806年から続く和紙のお店です。文房具やこの時期ですと内輪などが並びます。
あたしはポチ袋とか買いたい。よく会社に財布忘れてランチ代を借りて。返すときにさ~。
意外!忘れるのが、じゃなくてお金返すときに気配りしようとするのが。
うん…1回や2回じゃないからさ…(´・ω・`)
お金が無いんじゃなくて、忘れただけならほんの少しだけましですよ。ではここからは一気に通過しますよ~!
【丸善】と【高島屋】が道路を挟んでありますね。happorinさんは丸善の洋書コーナーがお気に入りです。特に雑誌をよく立ち読みされているようです。インテリアやアート系がお好きなようで日本では見られない配色やデザインにうっとりされているみたいです。いつもPontaカードを忘れるのでついにスマホにアプリをダウンロードしたと話してました。高島屋にも小籠包を食べに時々立ち寄るようなのですがあまり詳しくないようです。
はい、そしてこの美しい駅舎はいわずもがな【東京駅】です。丸の内駅舎天井はドーム型で美しいレリーフが広がっています。大正3年に完成した建物は2013年に復興されました。
おまけですが駅内ではこちらの【筑紫楼頂上麺】がおすすめですよ。フカヒレラーメン美味。
…ピーッ…プシュンッ…
あ!電池が切れた。てかこいつはいったい何だったんだろう。どこの誰よ。
あたしもよくわかんないんだけど公園でなつかれてつい…、
こうして飲まず食わずただ歩くだけ。感じられそうでなかなか難しい歴史を堪能する小旅行は幕を閉じたのでした。このコースで1万5千歩はクリアしました。
みなさま本日は長いことお付き合いくださりありがとうございました。
また今度ゆっくりデートしてくださいね。
ではでは~~。
追伸:
歩いたコースを地図に書きだそうと思ったのですが、まだブログのスキルが追いつきませんでした。いつか載せたいと思いまーす。